離婚を親に言えないあなたへ|自分から伝えた日に、残ったもの

離婚を親に言えないあなたへ|自分から伝えた日に、残ったもの
masahiro

離婚したことを、親にまだ言えていない。

いつかは言わないといけないと分かっている。それでも、切り出す場面を思い浮かべると、そこで止まってしまう。

先に正直に書いておきます。僕は25歳で離婚しましたが、親には自分から伝えました。だから、言えないまま時間が過ぎていく感覚を、僕は同じようには知りません。

書けるのは、伝えた側で起きたことのほうです。伝えた日のことと、そのあとに残ったものをお話しします。

僕が伝えたのは、父の病室でした

僕は5年付き合った彼女と結婚して、1年で離婚しました。25歳のときです。

離婚したことを親に伝えたのは、ちょうど父が入院しているときでした。伝えたのは、その病院の部屋です。自分から切り出しました。

父は特に何も言いませんでした。母は「娘ができたと思ったのに」と言いました。いまでも、その言葉を強烈に覚えています。

伝え方は選べても、返ってくる言葉は選べません

言い出せないでいるとき、頭の中で考えているのは、たいてい伝え方のほうだと思います。どう言えば心配させないか。どう言えば話が長くならないか。

ただ、伝え方をどれだけ工夫しても、返ってくる言葉のほうは、自分の側では決められません。僕の場合、父は何も言わず、母はあの一言でした。

だから、「うまく言える言い方が見つかったら言おう」と待っているのなら、その言い方は最後まで見つからないかもしれません。急いだほうがいい、という意味ではありません。

逆に言えば、切り出したあとに何が返ってきても、それはあなたの伝え方が下手だったからではない、ということでもあります。

伝えることと、そのあとに続くやり取りは、別の話でした

伝えたからといって、親とのやり取りがそれで終わるわけではありませんでした。

離婚のあとの何年かは、実家に帰るたびに、親は心配して色々と聞いてきましたし、孫のことも言われました。そのたびに、僕は嫌な気持ちになっていました。親に悪気がないことは、僕にも分かっていました。分かっていても、こたえるものはこたえます。

このあたりのことは、20代で離婚したときの周りとの足並みの話として別の記事に書いたので、ここでは繰り返しません。

もし言えない理由が「言ったあとが想像できないから」なら、それは正しい心配だと思います。切り出すことと、そのあとに続くやり取りは、別の話でした。

いつ言うかを決めるのは、聞く側ではありません

いま言えていないことを、自分の弱さのように扱わなくていいと思います。相手の反応が読めないから言い出せない。読めないのは当たり前です。

親は、友人のように関係の距離を選び直せる相手ではありません。だからこそ、言うか言わないか、いつ言うかを決めるのは、聞く側ではなく話す側でいいと思います。

ここから先は僕の体験ではなく、いま考えることです。「言う」か「言わない」かの二択で止まっているなら、そこを分けてみる手はあると思います。「誰に」「どこまで」「いつ」の三つです。三つとも決めないと動けない、という決まりはありません。全部を説明しないと伝えたことにならない、という決まりもありません。分けてみて、それでもいまは言わない、という結論でも構わないと思います。

まとめ:用意できるものと、できないもの

僕は父の病室で、自分から伝えました。父は何も言わず、母の言葉が残りました。伝えたことで何かが片づいたわけではなく、実家に帰るたびのやり取りも続きました。

言ったあとに何が返ってくるか分からない相手に、自分から切り出すのは、簡単ではありません。

友達に言えなかったときのことはこちらに、離婚のあとどうしても立ち直れない時期のことはこちらに書いています。

切り出す言葉は用意できます。返ってくる言葉は用意できません。用意できないほうを準備しようとして止まっているなら、そこは準備しなくていい部分なのだと思います。

ABOUT ME
まさ
まさ
離婚からの再出発ノート
記事URLをコピーしました