離婚して実家に戻るのが気まずい|僕が気にしていたのは、親ではなく周りの目だった

離婚して実家に戻るのが気まずい|僕が気にしていたのは、親ではなく周りの目だった
masahiro

離婚して、実家に戻る。住む場所は元に戻るのに、その家にいる自分だけが、どうにも収まりが悪い。

僕は25歳で離婚しました。離婚が成立した3月から10月までは、実家で暮らしていました。

先に正直に書いておきます。あの期間のことを、僕は細かく覚えているわけではありません。10月に実家を出ましたが、なぜその時期だったのかも、うまく説明できません。実家での過ごし方について、うまいやり方を持っているわけでもありません。

ただ、一つだけ、はっきり覚えていることがあります。あのとき僕が気まずさを感じていた相手は、親ではありませんでした。

実家に戻ったときのこと

離婚に向かっていた頃、同じ家で生活するのが苦しくなって、僕たちは一旦、別々に暮らすことになりました。

そのあと、僕は実家に戻りました。定期的に連絡を入れていましたが、返信はありませんでした。翌年の3月に離婚届を出して、離婚が成立しました。それからも、しばらく実家にいました。

なぜ実家だったのか、どういうつもりで戻ったのか。いま思い出そうとしても、うまく言えません。覚えているのは、戻ったという事実のほうです。

ただ、実家に戻ったばかりの頃は、連絡を入れ続けていました。まだ返事が来る可能性を、捨てきれていなかったのだと思います。

もしいま、あなたが「この歳で実家に戻るなんて」と感じているなら。これは僕の意見にすぎませんが、実家に戻ること自体を情けないことだとは思いません。住む場所が一度なくなった人が、戻れる場所に戻った。それだけの話だと思います。

気まずさの相手は、親ではなかった

正直に書くと、実家にいた期間、親に対して気まずさを感じていた記憶は、僕にはほとんどありません。

親との関係が重くて実家がしんどかった、という話ではないんです。少なくとも、僕の場合は。

では、何が気になっていたのか。

実家にいる自分が、周りからどう見られるか、でした。

当時の僕の頭にあったのは、「子ども部屋おじさん」という言葉でした。そう思われているんじゃないか。その落ち着かなさのほうが、家の中の何よりも気になっていました。

気まずさが、家の中よりむしろ外を向いている。少なくとも僕の場合は、そういう向きをしていました。

気にしていた「周りの目」がどこにあったのか

ここから先は僕の推測です。

離婚のあと、僕は他人に対してよりも、自分のことを下げて見るようになっていました。バツイチであることが、想像していたより重くのしかかっていた。

そういう状態だったから、周りの目も強く感じたのかもしれません。実際に誰がどう思っていたのかは、いまも分かりません。分かるのは、僕がそう思われることを気にしていた、という自分の側のことだけです。

つまり僕の場合、気まずさは家の中で起きていたというより、僕の中で起きていました。

ただ、だから気にしなくていい、という話にはなりません。世間体なんて気にするなと言われて気にしなくなれるなら、最初から誰も困っていないと思います。

それでも、出どころが分かるだけで、変わることはあります。実家での自分のふるまいを直そうとしたり、親との距離の取り方を工夫したりしても、たぶん解決しません。気になっているものは、そこにはないからです。逆に言えば、家の中を何とかしようとする方向に、労力を使わなくて済みます。気まずさが消えるわけではありませんが、見当違いのところで自分を責めずには済むと思います。

心配して色々と聞かれることや、孫の話が出ること。親とのやり取りそのものについては、20代でバツイチになったときの記事に書きました。実家がしんどい理由がそちら側にあるなら、この記事より近いはずです。

実家を出た時期のこと

3月に離婚届を提出したあとも、僕はしばらく実家に住んでいました。一人暮らしを決めたのは、10月です。

先に言っておきたいのですが、この期間を目安として受け取らないでください。何ヶ月で出るのが正しい、という話ではありません。もっと早く出る人もいれば、もっと長くいる人もいます。

そして、なぜその時期だったのか。正直なところ、いまうまく説明できる自信がありません。理由を思い出せないまま、僕はその年の10月に実家を出ました。

新しい場所で暮らし始めた頃の僕は、心機一転、前を向き出していました。ただ、前を向き出していたからといって、離婚を引きずらなくなったわけではありませんでした。次の恋愛に進めない時期は、そこから何年も続きました。

だからこれは僕の意見ですが、実家を出ることと、立ち直ることは、別の話だと思います。場所が変わることで動き出すものは、確かにありました。でもそれは、立ち直りが済んだ印ではありませんでした。実家にいる自分を「まだ立ち直れていない証拠」のように扱う必要はありません。出たことを「もう大丈夫になった印」として扱う必要も、ないと思います。

離婚から立ち直れないと感じている時間については、別の記事に書いています。そちらは、気が向いたときで大丈夫です。

まとめ:気まずさは、家の中にはなかった

離婚して実家に戻ったときの気まずさは、あなたが弱いからでも、甘えているからでもないと思います。

少なくとも僕の場合、それは親との関係から生まれていたのではありませんでした。実家にいる自分が、周りにどう見えているか。気にしていたのは、そちらのほうでした。

だとすると、家の中で自分の居場所をうまく作れば消える、という種類のものでもありません。僕がやったのは、それを抱えたまま、3月から10月までそこにいたことだけです。

周りに自分がどう見えているかは、こちらからは確かめようがありません。確かめようのないものを気にしたまま、僕は実家で過ごしていました。いま思い出せるのも、その落ち着かなさのほうです。

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まさ
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離婚からの再出発ノート
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